制度について

6.手帳について

掛金助成手帳(1冊目)の交付
(1)
事業主が、新たに建退共制度の対象となる労働者を雇用した場合は、労働者の了解を得て、「共済手帳申込書」に必要事項を記入して都道府県支部に提出し、掛金助成手帳の交付を受けてください。
新たに雇用した労働者が、既に共済手帳を持っている場合は、その共済手帳に継続して共済証紙を貼付してください。
(2)
新たに被共済者となった労働者には、被共済者番号、被共済者氏名、手帳交付年月、冊目及び手帳交付都道府県支部名の記載された「建設業退職金共済手帳(掛金助成)」(以下「掛金助成手帳」という。)と書かれた1冊目の共済手帳が交付されます。
被共済者番号は、労働者固有の番号ですので、退職金請求をするまで変わりません。
建設業退職金共済手帳(掛金助成)
建設業退職金共済手帳
(3)
掛金助成手帳は、初めて労働者に交付される1冊目の手帳で、事業主の負担軽減のため、国の補助により50日分の掛金が免除されています。
(掛金助成手帳のみ50日分の掛金助成制度が適用されます。)
(4)
掛金助成手帳には、1日券証紙を貼る欄200日分と掛金免除欄50日分があります。
掛金助成手帳には、必ず1日券を貼付してください。
※電子申請方式による掛金納付を行っている場合でも掛金免除の対象となります。

共済手帳(掛金助成手帳を含む)の更新手続きについて
掛金助成手帳の更新
事業主は、掛金助成手帳の証紙貼付欄に1日券200日分の共済証紙を貼り、掛金助成欄に50日分の消印をし終ったとき、または手帳に記載された次回更新時期が到来したら、「掛金助成手帳更新申請書」(様式第006号)に必要事項を記入し、掛金助成手帳を添えて都道府県支部にご提出ください。
2冊目以降の共済手帳の更新
事業主は、共済手帳の証紙貼付欄に250日分の共済証紙を貼り終ったとき、または手帳に記載された次回更新時期が到来したら、「共済手帳更新申請書」(様式第005号)に必要事項を記入し、共済手帳を添えて都道府県支部にご提出いただき、新しい共済手帳の交付を受けてください。
どちらも、原則として共済手帳の交付年月から数えて10ヶ月以上の期間を経過していることが必要です。

※手帳に「次回更新時期」が記載されていない場合は、交付日から2年経過後に適宜更新手続きをお取りください。

2冊目以降の共済手帳
2冊目以降の共済手帳
手帳更新申請書(掛金助成) 見る/PDF 記入例を見る
手帳更新申請書 見る/PDF 記入例を見る

共済手帳受払簿
(1)
事業主は、「共済手帳受払簿」(様式第029号)に共済手帳の受払い状況を記入し、自ら雇用する労働者数や共済手帳の更新状況などを常時適正に管理、把握するようにしてください。
また、決算期間中の就労日数や更新件数を記載するとともに、記載内容に相違がない旨、勤怠管理者氏名(自署)を記載してください。
(2)
経営事項審査用の加入・履行証明書の発行の際は、共済手帳受払簿の写しを添付してください。

(共済手帳受払簿は、共済手帳受払簿(様式第029号)にある各項目等の状況が把握できるものであれば、必ずしも様式第029号による必要はありません。)

I6

「共済手帳受払簿」の記入方法について詳しく教えてください。

労働者の氏名・住所変更及び生年月日に誤りがあったときは

事業主は、労働者の氏名及び住所等の変更があった場合は、「被共済者氏名等変更届」(様式第018号)に記入し、変更などの事実を確認できる書類(戸籍抄(謄)本、住民票、免許証の写しなど)と共済手帳を添えて、都道府県支部に提出してください。

労働者が1人で2冊以上の手帳を持っているときは

事業主は、労働者が、共済手帳(掛金助成手帳を含む) を1人で2冊以上持っていることがわかった場合は、所持している共済手帳の証紙貼付実績を、加入年月が古い被共済者番号の共済手帳に合算しますので、「共済手帳重複届(兼更新申請書)」(様式第019号)に記入し、所持している全ての共済手帳を添えて、都道府県支部に提出してください。
この場合、添付していただく共済手帳の被共済者番号(手帳番号)と、その共済手帳に貼ってある証紙の日数(貼付がない場合は0)を記入してください。

手帳重複届(兼更新申請書) 見る/PDF 記入例を見る
手帳更新申請書(掛金助成) 見る/PDF 記入例を見る
手帳更新申請書 見る/PDF 記入例を見る

手帳を紛失又は棄損したときは

共済手帳(掛金助成手帳を含む)を紛失又は棄損したときは、 事業主は、「共済手帳紛失又は棄損による再交付申請書」(様式017号)に記入し、 紛失の場合は、最後の更新申請書の写しを、 棄損の場合は当該手帳を添えて、 都道府県支部に提出して新しい共済手帳の再交付を受けてください。
なお、紛失の場合には、紛失した共済手帳の貼付状況がわかりませんので、前回更新した実績での再交付となります。